高血圧を治すためには、食事の塩分を減らすよりも、カロリーを減らして体重・体脂肪を減らしたほうが効果があります。
このことがかなり知られてきているにもかかわらず、現実に体重を減らして血圧が下がったり、薬をやめることができたりした人はあまりいません。
その原因は、体重を減らすために効果がないばかりか、むしろ妨げになる知識に影響されて、十分に体重を減らせなかったからです。これらの誤った知識を正せば、
必要なカロリーを減らすために
減らしやすい食事の
減らしやすい食品を減らす
ことができるようになり、確実に血圧が下がるだけでなく、実行が楽になります。
その結果、血圧の薬をいったん飲み始めると一生飲み続けなければならない、といわれているのは誤りで、薬をやめても正常の血圧を維持できる、すなわち、高血圧が治ることが(あなた自身の体で)明らかにできます。
体重を減らすと、食事の塩分を減らさなくても血圧が下がるのと同様に、
肉・卵を減らさなくても高脂血症(脂質異常症)が、
甘いものを減らさなくても糖尿病が
しばしば治ります。ですから、高血圧と同時にこれらの異常・病気もある人は、まず、カロリーを減らして体重を減らしてみてください。
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